―こういった変化は他にも起きていますか?
坂本さん(城口研究所)機械的なところじゃないけど、人間関係が変わってきたと思うね。やっぱり昔は躯体工事をするトビさんがえらかった(笑)。でもみんなフラットになって仲良くなってきたって思うんだけど、どう?
藤野さん(大坪電気)たしかに昔は、建築が優先、設備電気は後って感じだったね(笑)。それが、俺が俺がって、お互いに思わなくなって、前後の仕事をちゃんと引き継いでいこうって感じになったかな。
松﨑さん(清水建設)みんなでつくろうっていう雰囲気になってきたよね。
―なにがきっかけで変わってきたんですか?
坂本さん(城口研究所)生産性の話をしだしてからだと思うな。
藤野さん(大坪電気)効率化していこうってことで、お互いに工夫をするようになっていったよね。
松﨑さん(清水建設)だから建設業の怖いとかっていうイメージも、今は実際なくなってきたんじゃないかな。
大西さん(サンオキ)服装もおしゃれになってきてるしね(笑)。昔のぼんたんみたいなズボンじゃなくて、作業着もかっこよくなってる。
―今後さらに変えていきたいことはありますか?
藤野さん(大坪電気)やっぱり少子高齢化で人が少なくなってきてるから、機械を活用していきたいね。だから、こういった機械をみんなで開発していって、第二弾、第三弾をつくっていきたいな。
大西さん(サンオキ)そうだよね。入職者が減ってきてるよね。だからもっと若い人でも入って来やすい体制を整えていきたい。もっと作業効率を良くしていければ、現場の職人も働きやすくなっていくんじゃないかな。
松﨑さん(清水建設)やっぱり僕たちみたいに管理する人が何人いても建物って建たないんだよね。当たり前だけど職人さんがいなかったら建物がたたない。だから、皆さんの本当に困っていることを具現化するのが大事だな、って思う。
梶川さん(レンタルのニッケン)寄り添って開発ができたのがよかったよね。
松﨑さん(清水建設)これからも続けていって、作業効率もあがって、使ってみたいって思えるワクワクするようなツールを開発していきたいね。きつくなくて、ラクで、楽しくてやりがいもある。そんなふうに現場がなっていったらいいな。
―みなさんの仲の良さも伝わってきました。今日はありがとうございました!今後もいろんな変化を楽しみにしています!