匠のキャリアを応援!
みんなの学び舎
「清水匠技塾」

「職人としてスムーズに歩きだせるか心配」「どんどん出てくる新しい技術を、一度じっくり習得したい」「ずっと現場で働きたいけど、体力面で不安がある」。
新人からベテランまでのさまざまな悩みに寄り添いながら、職人として生涯誇りを持って働きつづけてもらうために開校したのが、研修施設「清水匠技塾」(千葉県船橋市)。
2020年7月にできたばかりの「匠技塾」をご紹介します!

外観

さわやかな色合いが目を引きます。左の青い建物は実技トレーニングをおこなえる作業訓練棟、右の白い建物は講義を受けられる教室棟になっています。
まずは作業訓練棟の中をのぞいてみましょう!

ボードを貼るトレーニング

寸法の計測から建物への固定まで、ベテランによるていねいな指導がおこなわれています。

巻付け耐火被覆材(マキベエ)の
施工トレーニング

手前の男性が奥の男性にマンツーマンで教えています。実は教わる側の男性は、鉄筋工事のベテランさん。すでに高い専門性を持っている職人が、新たな専門を身につけるためにこうして匠技塾に通ってきます。清水建設が進める、多能工(※)推進の一端がみえます!
※多能工:ひとりで複数の作業を行えること。

ロボキャリア(資材運搬ロボット)の
操作を勉強中

最新ロボットの使い方を専門スタッフがじきじきに教えに来てくれます。ロボットやICTは、匠技塾の大きなテーマ。こうした技術を使いこなすことで、効率アップはもちろんのこと、歳を重ねて体力に自信がなくなっても現場で働きつづけられるようになります。技術の進化がキャリアの長期化に役立っているんですね!

では次に、教室棟をご紹介!

教室棟の入り口

清水建設の創業者は宮大工。その心を受けつぎ、表札は温かみのある木材を選びました。

休憩スペース

入ってすぐの休憩場所で、職人さんもほっと一息。奥に見えるデジタルサイネージには、現在進行中の現場が次々と映し出されています。

事務所

匠技塾では、3人の常駐スタッフがサポートのために働いています。ホワイトボードには施設の利用予定がびっしり!

会議室(教室)

この日はちょうど、新規入職者研修がおこなわれていました。未来の匠たちの背中は真剣そのもの。広々とした教室を、感染対策をしながら使っています。

更衣室とシャワールーム

最後はこちらのご紹介。作業訓練で汗をかいてもシャワーを浴びて帰宅できる、ちょっと嬉しい心遣いです!

匠技塾は今後、建設業を目指す高校生たちの、体験学習の場としても利用される予定です。
仲間とともに切磋琢磨する時間を通して、自分自身の「匠ライフ」を切り拓いていく場となることを願っています!